【ECB要人発言録】ECBは最後の貸し手ではない-バイトマン氏

11月7日から13日までの欧州中 央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の 氏名をクリックしてください)。

<11月13日> バイトマン独連銀総裁(英紙FTとのインタビュー):ECBが決定的 な役割を担う形で債券市場に介入したり、最後の貸し手となったりす べきではない。ユーロ圏各国政府の行動は一貫性を欠いている。救済 計画に民間金融機関を関与させることは、欧州金融安定ファシリティ ー(EFSF)など危機対応手段に対する信頼を損なうため、やめる べきだ。

<11月11日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ロイター通信に対し):欧州で深 刻な低迷、あるいは深刻な景気下降の危険性が見られる状況となれば、 物価安定の観点も考慮に入れた上で、再考し恐らく一段と断固たる方 法で行動すべきだと私は考える。

<11月10日> プラート理事(米シカゴで講演):各国中銀は危機の影響で政策金利を 過度に低い水準で長過ぎる期間にわたり維持した場合、将来の経済・ 金融安定を脅かす可能性がある。

クラニェツ・スロベニア中銀総裁(ブルドで記者団に対し):欧州の経 済情勢は債務危機への対応で苦慮する中で悪化しつつある。リセッシ ョン(景気後退)に陥るかどうかを述べるのは時期尚早だ。

クノット・オランダ中銀総裁:(ハーグで議員らに対し):ECBに期 待できることはもうあまりない。各国政府にかかっている。(購入国債 の)ポートフォリオが一段と拡大すれば、不胎化はさらに困難になる、 市場介入は一時的かつ極めて限定した効果しか得られない。

<11月9日> シュタルク理事(フランクフルトで講演):われわれは最後の貸し手で はない。私はECBに最後の貸し手となることを求めるよう欧州各国 政府に助言したりはしない。これはECBが直ちに独立性を失うこと を意味する。

<11月8日> シュタルク理事(スイスのルツェルンで講演):ECBの緊急措置を恒 久化することによって危機を解決することはできない。銀行間の信頼 が回復することが必要だが、これは銀行システムの再編と資本強化を よってのみ可能だ。

ユーロ圏の長期的な経済安定を確実にするための原則を捨てる口実に することはできない。これは政府と中銀の両方に当てはまる。越えて はならない一線を越えれば、現在の危機解決策が将来の危機の火種に なるだろう。

<11月7日> シュタルク理事(スイス・ルツェルンでのイベントで):ユーロ圏の債 務危機は2年以内に沈静化する。

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