英国債(11日):10年債続落、イタリアとギリシャ情勢で安全需要後退

11日の英国債市場では10年 債相場が続落。欧州各国が域内債務危機対策を講じつつあるとの楽観 的な見方が広がり、安全投資先としての英国債の需要が後退した。

イタリア上院が投資家の信頼回復を目指した財政緊縮法案を可決 したほか、ギリシャではパパデモス前欧州中央銀行(ECB)副総裁 を新首相とする大連立内閣が発足。これを好感し、欧州株式相場は上 昇した。

ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツの債券ストラテジス ト、エリック・ワンド氏は、英国債相場は「国内要因ではなく、リス クテーク意欲と国外での出来事に左右されている」と述べ、「リスク テークの動きからこの日は利回り曲線が若干膨らんだ」と続けた。

ロンドン時間午後4時58分現在、英10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.29%。同国 債(表面利率3.75%、2021年9月償還)価格は112.780。2年 債利回りは0.54%で、前日からほぼ変わらず。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、英国債の年初来のリターン(投資収益率) はプラス14%。これに対しドイツ国債はプラス8.9%、イタリア国 債はマイナス9.3%となっている。

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