EU:S&Pの仏格付け誤情報配信は「重大な事故」-調査実施を

欧州連合(EU)は米格付け 会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるフランスの信 用格付けをめぐる誤情報配信について、「極めて重大な事故」であり、 フランスおよびEUの監督当局は調査を実施すべきだとの見解を示し た。

EUの行政執行機関である欧州委員会のバルニエ委員(域内市 場・金融サービス担当)は声明で、「どこにでもいるような市場参加 者の話をしているのではない。最大手の格付け会社の1社だ。特別な 責任を負っている」と指摘。「今回の件は、状況が極めて不安定で市 場の緊張度も非常に高いことを示している」と続けた。

バルニエ委員のヒューズ報道官はこの日記者団に対し、現行法で は欧州証券市場監督局(ESMA)は「現行規定に違反しているかど うかについて調査できる」と説明。「ESMAはフランス金融市場庁 (AMF)とともに、この事故を調査する必要がある」と述べた。

また欧州委が来週、格付け会社に関する規定厳格化の計画を提示 することを明らかにした。

同報道官によればこの計画には、格付け会社の「重大な過失」も しくは「不正行為」により投資家が損失を被った場合に、格付け会社 を提訴できるようにする内容が含まれる。

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