ECBビニスマギ理事が辞任、仏がポスト獲得へ-背景に政治的圧力も

【記者:Lorenzo Totaro and Gabi Thesing】

11月11日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のビニスマ ギ理事が辞任し、トリシェ前総裁の先月末の退任で失った理事会のポ ストをフランスが取り戻す道が開かれた。

イタリア出身のビニスマギ理事は2013年5月までの任期を残して の退任となる。ECBが10日に電子メールで発表したところでは、来 年1月1日から米ハーバード大学の国際問題センターで新たな仕事に 就く。ドラギECB総裁は、欧州および国際金融・経済問題の分野で の多年にわたる貢献に謝意を表明した。

ビニスマギ理事に対しては、ECB理事のポストをめぐるフラン スのサルコジ大統領との対立を打開したいベルルスコーニ首相がここ 数週間、辞任を求める圧力を強めていた。

サルコジ大統領はイタリア銀行(中央銀行)のドラギ総裁(当時) のECB総裁就任を支持する条件として、ベルルスコーニ首相がビニ スマギ理事を辞任させ、フランスに理事のポストを譲ることを求めて いた。首相がイタリア中銀総裁の後任にビニスマギ氏ではなく、ビス コ副総裁を指名したことがフランスの反発を買い、ビニスマギ氏も当 初はECB理事を辞めることを拒否していた。

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