オリンパス株価が乱高下、監理銘柄指定で悪材料の一時出尽くし感

オリンパス株価が乱高下した後、 小幅安で午前の取引を終了した。3日連続のストップ安(値幅制限いっ ぱいの下落)を経て10日夕に東京証券取引所から監理銘柄に指定され たものの、悪材料が一時出尽くしたとして買い戻しも入ったもようだ。

株価は前日比10%安となった後に切り返し、同11%高まで買われ た。日中安値435円は1975年2月以来、約37年ぶりの低水準。午前の 売買代金は286億円と、2位の国際石油開発の163億円を引き離し国内 株で首位だった。午前終値は同4円(0.8%)安の480円。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、朝方の売りは監理銘柄指定 に伴う上場廃止懸念が背景だったものの、「監理銘柄指定で、考えうる 限りの悪材料がいったん出尽くしたとの見方が強まり、買い戻しが入っ たのでは」と指摘している。

オリンパスは8日、1990年代からの財テクによる損失計上を先送 りし、企業買収の費用で穴埋めしていたと発表。現在の株価水準は騒動 の発端となった元社長解職の前日である10月13日の5分の1弱だ。

同社株は決算に伴う四半期報告書を12月14日までに金融当局に提 出できなければ、上場廃止となる。オリンパスは過去の買収を調査する 第三者委員会からの結果報告後に決算発表を行う予定。同委の甲斐中辰 夫委員長は10日夕、報告は「12月上旬」の見込みだと述べていた。

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