MFグローバル顧客資金の不明、「大掛かりな」策略の結果か-当局者

破綻した先物ブローカー、米MF グローバル・ホールディングスの顧客資金5億9300万ドル(約460億 円)の行方が分からなくなっている問題について、米商品先物取引委 員会(CFTC)のバート・チルトン委員は10日、「大掛かりなごま かしの策略」の結果のようだとの見解を示した。同社は10月31日に 連邦破産法11条の適用による会社更生を申請した。

CFTCは執行行為が行われていることを認めるのは公共の利益 にかなうとして10月31日に調査を開始したことを公表した。調査開 始を公表するのはまれだ。CFTCのゲンスラー委員長が調査に関与 しないことになったため、調査中の上級委員としてジル・ソマーズ委 員が指名された。

チルトン委員は電子メールで配布した文書で「これは単なる遺失 物の調査ではない。大掛かりなごまかしの策略とみられる問題の真相 に迫る徹底的な取り組みだ」としている。

チルトン委員は「誰かがその資金で何かを行った明らかな可能性、 あるいは蓋然(がいぜん)性がある。正直な弁明によって『突然発見 される』というようなことはないだろう」と指摘。「その場合は明らか に違法だが、まだ分からない。われわれの調査が真相を解明するだろ うし、積極的に調査を進めている」と述べた。

ゲンスラー委員長は、MFグローバルのジョン・コーザイン前会 長兼最高経営責任者(CEO)との過去のつながりを理由に調査に関 与しないことになっている。ゲンスラー委員長は米ゴールドマン・サ ックス・グループでコーザイン氏と共に勤務していたほか、同氏がニ ュージャージー州選出の上院議員在任中に別の上院議員のスタッフを 務めていた。

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