米Eトレード取締役会が身売り案否決-筆頭株主シタデルの圧力でも

米オンライン証券会社Eトレード・ ファイナンシャルの取締役会は、筆頭株主シタデルからの圧力を受け て戦略的見直しを行った結果、身売りする案を否決したことを明らか にした。

Eトレードはヘッジファンドのシタデルから「甚大な損失」への 対応を迫られ7月にモルガン・スタンレーを起用して身売りを模索。 その後助言会社をゴールドマン・サックス・グループに代えていた。 シタデルは2007年に25億5000万ドル(現在のレートで約2000億円) を投入してEトレードの経営破綻回避を助けていた。Eトレードの株 価は10日の決定発表を受けて下落。ニューヨーク時間午後5時55分 (日本時間11日午前7時55分)時点で4.5%安の9.05ドル。

同社は住宅ローン関連損失が響き、株価が07年のピーク以降96% 下落。今年の下げは同業のチャールズ・シュワブやTDアメリトレー ド・ホールディングを超えている。チャールズ・シュワブのウォルト・ ベティンガー最高経営責任者(CEO)は10月26日、企業名には言 及せずに「バランスシートに難題」を抱える企業を買収するつもりは ないと述べていた。

タレット・プレボンの合併アービトラージ戦略担当者サチン・シ ャー氏は電話インタビューでEトレードの発表について「基本的には、 同業他社との合意に達することができていないという意味だ」と述べ、 「今後の問題は、シタデルがどう出るかだ」と指摘した。

シタデルの広報担当、デボン・スパージョン氏はEトレードの発 表に関してコメントを控えた。

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