オリックス:インド合弁金融と連携強化、年内にも優先株で追加出資へ

オリックスはインドの大手金融会社 インフラストラクチャー・リーシング・アンド・フィナンシャル・サー ビシス・リミテッド(IL&FS)との提携を強化する。年内にも優先 株式を引き受ける形で追加出資に応じる。これを機に、積極的に共同投 資案件などを開拓していく意向だ。

オリックスはすでにIL&FSに24%出資している。オリックス執 行役グローバル事業本部長の伊地田英夫氏は8日、ブルームバーグ・ニ ュースの取材に、「IL&FSとの連携強化は当社インド戦略の中核。 インドの成長を積極的に取り込む意味で、共同投資事業を強化していき たい」と、優先株引き受けの目的を説明した。

主要新興国(BRICs)の一角であるインドでは今後、インフラ 整備が本格化する見込み。オリックスは政府とのつながりの強い同社と の関係を強化することで、大型案件への投資機会の拡大を狙う。伊地田 氏は「水力発電事業や空港運営会社などが考えられる」とした。5年程 度でのリターンを目指すという。

伊地田氏によると、IL&FSは10月24日の臨時株主総会で優先 株の発行を決定。インド準備銀行に許可を申請済みで、年内にも発行で きる見通し。今回の優先株は全額オリックスが引き受ける。普通株への 転換はできない。伊地田氏は発行額については言及しなかった。

IL&FSは、インドでインフラ事業を中心に投資しているほか、 ファンドの組成・管理なども手掛けている。政府系金融機関も出資して おり、日本と関わりの深いデリー・ムンバイ間産業大動脈構想などの大 きなプロジェクトでアドバイザーを務めている。

インド経済紙のエコノミック・タイムズは2011年2月、オリック スがIL&FS株式を同国財閥グループのリライアンス・インダストリ ーズに約12億ドルで売却する交渉に入っていると報じた。伊地田氏は 「IL&FS株を売る気は全くないし、話も来ていない」と否定した。 同紙は9月にも米企業が売却先候補に加わったと報じている。

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