欧州株(11日):反発、イタリア上院の緊縮策可決を好感-金融株高い

11日の欧州株式相場は反発。 ストックス欧州600指数は週ベースで上昇に転じた。この日はイタ リア上院が財政緊縮パッケージを承認したことで、ユーロ圏で債務規 模が2番目に大きい同国が危機を封じ込めるとの楽観的な見方が広が った。

イタリア最大の電話会社、テレコム・イタリアが高い。市場予想 を上回った四半期決算が好感された。銀行や保険銘柄も値上がりし、 仏BNPパリバや独アリアンツが大幅高。英ブリティッシュ・エアウ ェイズ(BA)とスペインのイベリア航空の合併で誕生した持ち株会 社、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は

4.9%上昇。

ストックス欧州600指数は前日比2.4%高の240.98で終了。 一時は下げたものの反発し、週ベースでは0.5%の値上がり。イタ リアでマリオ・モンティ元欧州委員を首班とする新政権が誕生し、危 機に対応するとの期待が膨らんでいる。

LGTキャピタル・マネジメントのシニア市場アナリスト、アレ ッサンドロ・フェッツィ氏は「金融市場参加者の目には、マリオ・モ ンティ氏が目下のところ最善の選択肢に見えるようだ」と指摘。「モ ンティ氏なら市場の信頼感を取り戻すかもしれない。それでも、痛み の伴う改革が成功する保証は決してなく、市場はすぐに新政権を試す だろう」と警告した。

イタリア上院はこの日、同国が欧州連合(EU)に約束した成長 加速・債務圧縮に向けたパッケージを賛成156反対12で可決した。 野党議員は採決に参加しなかった。またギリシャでは、パパデモス前 欧州中央銀行(ECB)副総裁率いる新政権の閣僚が宣誓就任。ベニ ゼロス財務相は留任した。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上 昇。テレコム・イタリアは5.3%高の0.891ユーロで終了。BNP パリバは5.7%上昇の32.24ユーロ、アリアンツは5.6%上げ

76.25ユーロでそれぞれ取引を終えた。IAGの終値は148.7ペ ンス。同社は2015年に営業利益を約15億ユーロとする目標を示し た。

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