欧州株:続落、フランス債利回り上昇で-クレディ・アグリコルに売り

10日の欧州株式相場は続落。 ストックス欧州600指数は上げる場面も見られたが、結局下げて取 引を終えた。フランス政府の借り入れコストが上昇し、ユーロ圏債務 危機が拡大しているとの懸念が高まった。

仏銀3位、クレディ・アグリコルが安い。減益決算が嫌気された。 ベダンタ・リソーシズを中心に鉱業株も値下がり。欧州最大の航空会 社エールフランス・KLMは通期赤字見通しを示し、5%安。

ストックス欧州600指数は前日比0.4%安の235.35で終了。 この日はイタリアが証券入札で目標額を調達できたことと、欧州中央 銀行(ECB)による国債購入で同国債の利回りが低下したことを好 感し、指数は一時0.8%高となっていた。ECBの国債購入は関係 者が明らかにした。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのRCM部門で最高投 資責任者(CIO)を務めるニール・ドウェーン氏はブルームバーグ テレビジョンで、「この変動の激しさが投資を敬遠させる」と指摘。 「合理的な投資の選択が難しくなっている。残念だが欧州での状況展 開からすると、問題は解決から程遠い。もう少しこのような状態が続 くだろう」と説明した。

欧州株は9日、イタリアの10年債利回りが7.25%と、ギリシ ャやアイルランド、ポルトガルが救済要請に至った水準に達したこと から大幅安となっていた。10日はフランス10年債相場が下落。利 回りは20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

3.40%となり、同年限のドイツ債との利回り格差が166bpと、ユ ーロ導入来の最大に開いた。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下 落。イタリア政府は入札で、1年物証券50億ユーロ(約5300億円) を発行。平均落札利回りは6.087%と、1997年9月以来で最高だっ た。

クレディ・アグリコルは2.3%安の4.90ユーロで終了。7-9 月(第3四半期)決算は65%減益だった。ギリシャ国債の評価損が 響いた。ベダンタ・リソーシズは9.5%下げ1131ペンス。減益決算 とロンドンでの銅値下がりが響いた。エールフランス・KLMの終値 は4.62ユーロ。

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