フランス国債の保証コストが上昇、過去最高-債務危機拡大を警戒

10日のクレジット・デフォ ルト・スワップ(CDS)市場で、フランス国債を保証するコストが 上昇し、過去最高を更新した。欧州各国が域内の債務危機封じ込めに 失敗するとの懸念から、リスク意識が高まった。

CMAによると、フランス国債の保証コストを示すCDSスプレ ッドはロンドン時間正午(日本時間午後9時)現在、8ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)上昇の204bp。終値ベースのこれ までの最高は9月22日に付けた202bp。

西欧の国債15銘柄のCDSスプレッドから成るマークイット iTraxx・SovX西欧指数は5日連続で上昇し、この日は4b p上げ345bp。これは5週間ぶり高水準。

欧州連合(EU)の欧州委員会はこの日、フランスの来年の成長 率について、サルコジ大統領の予測を下回る見通しを示したほか、同 国の財政赤字に関し「厳重な警戒」を呼び掛けた。欧州中央銀行(E CB)政策委員会メンバー、オランダ中銀のクノット総裁は同日、債 務危機対応でECBに可能な措置は「もうあまりない」と語った。

エボリューション・セキュリティーズの債券担当責任者、ゲーリ ー・ジェンキンス氏(ロンドン在勤)は「フランスは国債というより 信用を取引する対象になりつつある」と述べ、債務危機が「イタリア に波及すると、残るEU加盟国にも広がる。全てはイタリア次第だ」 と付け加えた。

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