海外勢2週ぶり日本株売り越し、10月以降の動き交互-11月1週需給

11月第1週(10月31日-11月4 日)の日本株市場では、海外投資家が2週ぶりに売り越した。欧州情 勢が不安定な中、10月以降は売り越しと買い越しを繰り返している。

東京証券取引所が10日に発表した第1週の投資部門別売買動向 (東証・大証・名証の1・2部合計)によると、海外投資家は712億 円売り越し、週間売越額は9月2週(1043億円)以来、1カ月半ぶり の大きさだった。前週は1584億円の買い越しだった。

SMBC日興証券の阪上亮太チーフストラテジストは、欧州の債 務懸念を背景に市場心理が不安定な中、「海外投資家の中で日本株をポ ジティブに見る向きはあるが、しっかりとしたリスクオンにならない と積極的には買いに行かない」と指摘。また、「海外株に対する日本株 の割安感が薄れているのも、買いが続かない要因」と見る。

第1週の日経平均株価は、ギリシャの救済をめぐる混乱などから 前の週に比べ2.8%(249円7銭)安の8801円40銭と反落し、8月最 終週から週間での上昇、下落を交互に繰り返す「鯨幕相場」が続いた。

このほかの部門別動向は、個人が前の週の1587億円の売り越しか ら786億円の買い越しに転じ、年金資金や企業の自社株買いなどの動 きを反映しているとされる信託銀行が181億円、投資信託が96億円の 買い越し。信託銀と投信はともに2週連続の買い越しだった

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