アジア株:大幅安、イタリア懸念と日中経済統計響く-HSBC安い

10日のアジア株式相場は下落。こ のままいけばMSCIアジア太平洋指数が2カ月ぶりの大幅安となり そうだ。日本の9月の機械受注が減少し、中国輸出の伸びが10月に鈍 化したことに加え、欧州債務危機がイタリアに波及している兆しが嫌 気された。

時価総額で英最大の銀行HSBCホールディングスは香港市場で

8.1%安。欧州の政治・経済面での不透明感が続く中、投資銀行部門の 7-9月(第3四半期)利益が減少したとの発表が響いた。ファナッ クは4.1%下げた。シンガポール市場ではノーブル・グループが26% 安と、1998年以来の大幅な値下がり。14年ぶりの赤字決算を受け、リ カルド・リーマン最高経営責任者(CEO)が辞任した。

英資産運用会社シュローダーのファンドマネジャー、リー・キン フェイ氏(シンガポール在勤)は「欧州の問題は構造的なものだ」と 指摘。「こうした問題を解決するには国民の間でかなりの苦痛が必要に なる。世界の経済状況は極めて課題が多いようだ」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時8分現在、前日比 3%安の116.33。このまま引ければ9月22日以来の大きな下落率と なる。構成1015銘柄中、値上がりはわずか56銘柄。日経平均株価は 前日比254円64銭(2.9%)安の8500円80銭で引けた。

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