チューリッヒFの7-9月:64%増益、前年の訴訟費用計上の反動

スイス最大の保険会社、チュー リッヒ・ファイナンシャル・サービシズの7-9月(第3四半期)決 算は、前年同期比で64%増益となった。前年同期に米国での訴訟和解 費用の計上で利益が落ち込んだ反動が出た。

10日に電子メールで配布した発表文によると、純利益は12億 4000万ドル(約965億円)。前年同期は7億5600万ドルだった。ブ ルームバーグが集計したアナリスト7人の予想平均の8億1000万ド ルを上回った。

同社は昨年、ファーマーズ・グループ部門に関連した訴訟の和解 費用で利益が2億9500万ドル目減りしていた。同社は2010年に配当 を11年ぶりの高水準の17フランに引き上げた後、今年8月に配当政 策を据え置く方針を示した。同社は今後3年で5億ドルの経費削減を 目指している。

同社は発表文で、「堅調な第3四半期純利益は健全なリスク管理 行動に支えられたものだ」と説明。スイスの新たなソルベンシー基準 に基づく第3四半期末のソルベンシー比率は200%を超えたことを明 らかにした。

損害率と事業比率を合わせたコンバインドレシオは97.8%に悪化 した。8月27日に米ノースカロライナ州を襲ったハリケーンに伴う 損失が響いた。主力の損害保険部門の第3四半期営業利益は4.2%増 加し6億1700万ドル。

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