アジアの「超富裕層」の数、北米抜くのは2032年の見通し-調査会社

純資産3000万ドル(約23億 3000万円)以上のいわゆる「超富裕層」の数は、北米が向こう20年 間、アジアを上回るとの見通しを、調査・コンサルタント会社ウェルス -X(シンガポール)が示した。

ウェルス-Xが10日発表したリポートによると、超富裕層の数は 北米が6万2960人で欧州が5万4325人。アジアは4万2525人だが、 2032年には北米を、24年には欧州を抜く見通し。

ウェルス-Xのミコラス・ランバス最高経営責任者(CEO)は 「起業家精神のおかげで北米はこれまでのところ先行している」と指 摘。「アジアの百万長者が富を大量に蓄えるには時間がかかるだろう が、追い越せばその状態が永続する可能性が高い」との見方を示す。

リポートによると、米国のカリフォルニア州やニューヨーク州、テ キサス州に住む超富裕層の数は現在、中国とインドの合計を上回ってい る。ウェルス-Xによると、米国の富裕層を対象とした資産運用会社は これらの地域にフロリダ州とイリノイ州を含めた国内の超富裕層の資産 運用を手掛けるため「アドバイザー数百人」の採用を進めている。これ らの地域は、ファミリーオフィスや遺産管理人、税理士にとって「大量 の潜在的需要」があるとみている。

ウェルス-Xによれば、中国ではソーシャルメディア業界が活況で 大学卒業者の数が過去8年間で3倍に増加し起業家が育っているため、 アジア太平洋地域の超富裕層の数は最終的に北米を上回る見通し。中国 には現在、同国の検索サイト最大手、百度(バイドゥ)のロビン・リー (李彦宏)会長など約150人の億万長者がいる。

ウェルス-Xによると、世界の億万長者の数は1235人で、そのう ち米国人は455人。同社は、超富裕層の顧客や潜在的な顧客の資金源 や関心、学歴などの情報をプライベートバンクに提供している。

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