中国:10月の輸出は減速、前年比15.9%増-欧州危機の深刻化で

中国の輸出は10月に拡大ペース が鈍化した。欧州債務危機の深刻化で需要が抑制されており、政策当 局に景気下支えを求める圧力が高まりそうだ。

税関総署が10日発表した10月の輸出は前年同月比15.9%増。貿 易黒字は170億ドル(約1兆3200億円)で、ブルームバーグ・ニュー スが調査対象としたエコノミスト24人全員の予想を下回った。輸入は 同28.7%増えた。

BNPパリバの彭程シニアエコノミスト(北京在勤)は「輸出の 弱さは海外経済の減速と一致している。伸び率は今後一段と小さくな る」と予想。「内需の伸びも弱まりつつあるため、輸入の力強さは一時 的なもので、来月には急激に落ち込む公算が大きい」と述べた。

10月の輸出額は1575億ドルで、5カ月ぶりの低水準。前年同月 に比べた伸びは祝日に伴うゆがみを除けば、増加傾向に転じた2009 年12月以降で最も小さくなった。ブルームバーグ・ニュースがエコノ ミスト25人を対象にまとめた調査の中央値では、前年同月比16.1% 増が見込まれていた。

欧州連合(EU)向け輸出は前年同月比7.5%増に減速した。対 イタリア輸出は同18%減少。

一方で輸入の伸びは、エコノミスト25人いずれの予想も上回った。 予想中央値は前年同月比22.2%増。貿易黒字の予想中央値は258億ド ルとなっていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE