豪州:10月の雇用者数、2カ月連続で増加-資源企業がけん引

オーストラリアの雇用者数は10 月に2カ月連続で増え、失業率は低下した。エネルギー企業が採用 を増やし、同国経済が欧州債務危機に伴う世界的な市場混乱を乗り 越えるのを支えている。

豪統計局が10日発表した雇用統計によると、10月の雇用者数 は前月比1万100人の増加。9月は同2万2500人増に改定された。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト24人の予想中央 値は1万人の増加で、ほぼ一致した。失業率は5.2%と、9月改定 値の5.3%から低下した。

マッコーリー・グループのシニアエコノミスト、ブライアン・ レディカン氏は、「過去数カ月は幾分安定していた」と指摘。豪準備 銀行(中央銀行)が12月に追加利下げする「十分な可能性」がある とした上で、「現時点では国内事情よりも欧州情勢に左右されること になるだろう」と付け加えた。

10月はフルタイムの雇用者が前月比2万人増加。パートタイム 雇用者は同9900人減少した。15歳を超える人口に占める労働力人 口の割合を示す労働参加率は65.6%と、前月比変わらず。

豪州では企業の景況感や消費者信頼感が回復を示しており、9 月の小売売上高は3カ月連続で増加した。

ICAPオーストラリアのシニアエコノミスト、アダム・カー 氏は、この日の雇用統計は「今週の他の指標と並んで良い内容だ。 国内経済が健全で利下げの必要がないことを示している」と述べた。

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