アラバマ州ジェファーソン郡が破産法申請-米自治体で最大規模

米アラバマ州ジェファーソン郡は 9日、米連邦破産法の適用を申請した。米国の自治体としては過去最 大の破綻。当局者と投資家の31億ドル(約2410億円)の下水道債の 借り換えに関する協議が最終合意に至らなかった。

同郡は同州バーミングハムの米連邦破産裁判所に破産法9条の適 用を申請し、資産と負債がともに10億ドル強に上ることを明らかに した。

同郡の破産弁護人、ケネス・クレー氏は、同債によって建設した 下水道システムの管財人および債権者との協議が暗礁に乗り上げたた め、今回の破産法9条の適用申請が必要だったと説明した。

クレー氏は9日、インタビューに応じ、協議は「行き詰った」と した上で、「われわれが6週間交渉してきた合意内容に同意した債権 者は一人もいなかった」と語った。

JPモルガン・チェースなど同郡の主要債権者は破綻を回避する ため、下水道債の再編で9月に仮合意したが、その後、同郡の州議会 議員25人の意見が割れたことから10月までの間に合意はほころび始 めていた。

クレー氏によると、同郡の支払い額に関して債権者と郡の主張に は約1億4000万ドルの隔たりがあった。同郡は20億5000万ドルと したが、債権者はそれより大きな額を求めたという。

10億ドルの減免要請

ジェファーソン郡の破綻の兆候は3年以上前からあった。郡政委 員は債権者に対し、同債償還のために下水道料金の値上げを実施する 事態を回避するために約10億ドルの減免を要請していた。

同郡は破産法適用申請で、一般財源債に絡んだ無担保債務約2億 200万ドルがあることを明らかにした。同債に関係する無担保債権者 の大口の上位3社は、バイエルン州立銀行、JPモルガン、デポジト リー・トラスト。

今回の破綻により、JPモルガンなどの銀行に加え、ファイナン シャル・ギャランティー・インシュアランスなどの金融保証会社や個 人投資家は数億ドルの損失を受ける可能性がある。また住民や企業に 増税を強いる公算があるほか、下水道料金の値上げも見込まれる。

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