機械受注は2カ月ぶりマイナス、予想上回る減少-判断下方修正

9月の機械受注は、2カ月ぶりに 減少した。減少率は事前予想を上回った。大幅に増加した前月の反動 もあるとみられるが、外需の弱さから先行きの見通しもマイナスで、 内閣府は基調判断を下方修正した。

内閣府が10日発表した9月の機械受注統計(季節調整値)による と、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は前月 比8.2%減の7386億円となった。内訳は製造業が同17.5%減、非製造 業は同8.5%増。前年同月比では9.8%増加した。ブルームバーグ・ニ ュースの事前調査による予測中央値は前月比7.1%減、前年同月比

10.6%増。

製造業でマイナスに寄与した業種は電気機械や情報通信機械、自 動車や同付属品など。非製造業では卸売・小売業、通信業、不動産業 だった。

四半期ベースでは、7-9月期の「船舶・電力を除く民需」は前 期比1.5%増と3期連続のプラスだったが、10-12月期の見通しは同

3.8%減とマイナスに転じる。内閣府は円高や欧米経済の先行き不透明 感などから全体として外需が弱いことが背景にあると説明している。

機械受注は、企業が設備用機械をメーカーに発注する段階で集計 するため、実際の設備投資に半年程度先行するとされる。内閣府は機 械受注の基調判断を「一進一退で推移している」と変更した。前月は 「持ち直し傾向にある」だった。

第一生命経済研究所の新家義貴主任エコノミストは発表前のリポ ートで、「各種設備投資計画などから判断する限り、企業の設備投資意 欲は現時点で大きく損なわれておらず、震災からの復旧・復興投資な どを主因として先行き緩やかな設備投資の増加が期待できる」との見 方を示していた。

--取材協力:Minh Bui, Theresa Barraclough  Editor:Norihiko Kosaka, Takeshi Awaji, Hitoshi Sugimoto

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