ポリシリコン価格、3年前比で93%下落-太陽電池も下げ止まらず

太陽電池やマイクロチップの価格 は下げ一方だ。これらの原料で、セ氏600度で加熱処理されるポリシリ コンの在庫が積み上がっているためだ。

ブルームバーグが集計したデータによると、ポリシリコン価格は3 年前の1キログラム当たり475ドルから33ドルと93%も暴落した。 上位5社が2倍以上増産したためだ。マッコーリー・グループのアナリ スト、ロバート・シュラム・フックス、シャイ・ヒル両氏は、来年のポ リシリコン生産は需要を28%上回るとの見通しを示した。今年は20% 上回った。

ティコンデロガ証券(ニューヨーク)の調査ディレクター、ポー ル・レミング氏は「ポリシリコンはかなり大幅な供給過剰だ。ポリシリ コンが生産コストに近づいたところで価格が安定するかどうか注視して きたが、そのような動きはない」と述べた。

ヘムロック・セミコンダクターやワッカー・ケミーなどのメーカー のマージンは縮小している。

ポリシリコンを使って太陽電池を製造しているJAソーラー・ホー ルディングス、サンテック・パワー・ホールディングスが太陽電池の価 格を押し下げ、今年に入って米国の3社が経営破綻に追い込まれてい る。

ワッカーのルドルフ・スタウディグル最高経営責任者(CEO)は 10月28日の電話会議で投資家に対し「太陽電池市場は幻想と現実がぶ つかり合う地点に明らかに到達した。ポリシリコン価格の下落がいつま で続くか、答えられない」と語った。

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