イタリア入札:証券50億ユーロ発行-利回り6.087%は14年で最高

イタリア政府は10日に入札 を実施し、1年物証券50億ユーロ(約5300億円)を発行した。債 務危機悪化の中で利回りは14年ぶり高水準となった。

当局の発表によると、平均落札利回りは6.087%と、前回10 月11日入札時の3.57%から上昇し、1997年9月以来で最高とな った。

9日の流通市場でイタリア債利回りは急上昇していた。ベルルス コーニ首相の辞意表明で政局が不透明化したことや決済期間のLCH クリアネットがイタリア債取引での担保引き上げを決めたことを受け て売り込まれ、10年債利回りがギリシャやポルトガル、アイルラン ド救済の引き金となった7%を超えた。この日の入札後の市場では一 時6.983%に低下した。

イタリアの次の試練は14日の5年債入札。

グローバル・インサイトのシニアエコノミスト、ラジ・バディア ニ氏は「10年債利回り7%超と景気減速の組み合わせが長引くこと は危険だ。イタリアの債務状況を維持不可能にし、さらに最終的には 返済不能に追い込む恐れがある」と調査リポートに記した。ただ、現 在はまだ支払い可能で「入札で高利回りでもあと数四半期は生き延び られるだろう」と付け加えた。

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