欧州株:反落、イタリア債急落で銀行株安い-ドイツポストは高い

9日の欧州株式相場は反落。スト ックス欧州600指数の値下がりはここ4営業日で3回目となった。イ タリア国債利回りがユーロ導入来の最高に達し、同国債を保証するク レジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドも過去最高 となったことが影響した。

欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスが安い。仏・ベル ギー系金融機関のデクシアは大幅安。ベルギー銀行部門の国有化に伴 う株主資本の減少が嫌気された。郵便サービスで欧州最大手のドイツ ポストは上昇。同社は2011年通期の業績見通しを上方修正した。

ストックス欧州600指数は前日比1.7%安の236.34で終了。 イタリアのベルルスコーニ首相の辞意表明を好感し1%高となる場面 もあった。ユーロ圏がイタリアやスペイン経済をソブリン債危機から 守るとの見方から、9月22日に付けた年初来安値は10%上回ってい る。

ロベコ・ゲスションの投資部門責任者、イブ・マイヨ氏は「イタ リア債に関しては悪循環だ」と指摘。「既に危険な状況にあった。イタ リアの債務水準は非常に大きな問題だ。イタリアの指導者が変わると いう良いニュースにもかかわらず、問題は深刻化している」と付け加 えた。

この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落。イタリ ア国債相場は急落し、2年物から5年、10年、30年物まで利回りが いずれもユーロ導入来の最高に達した。10年債利回りは7.25%。イ タリア債を保証するCDSスプレッドは38ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇して562bpと過去最高を更新した。CMAが 示した。

HSBCは5.8%下落して506.3ペンスで終了。同行の投資銀 行部門の税引き前利益は7-9月期に約10億ドルに減少した。銀行株 指数は3.7%下げ、ストックス欧州600指数を構成する業種別指数の 中でも特に下げがきつい指数の一つだった。デクシアは11%安の

0.372ユーロ。ドイツポストは3.8%高の11.10ユーロ。

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