米ゴールドマン:中国工商銀株の売却で11億ドル調達-関係者

米ゴールドマン・サックス・グ ループは中国工商銀行(ICBC)株の売却で11億ドル(約860 億円)を調達した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。2006 年に開始したICBCへの投資を一段と縮小する形となった。

詳細は非公開だとして関係者が匿名で語ったところによると、ゴ ールドマンはICBC株17億5000万株を1株当たり4.88香港ド ルで売却した。これは9日のICBCの香港市場での終値を6%下回 る水準。

ブルームバーグ・ニュースが入手した資料によると、最終的な売 却株数は当初計画の24億株を下回り、1株当たりの売却額は売り出 し価格4.88-5香港ドルのレンジの下限となった。

ICBC株は10月4日に2009年3月以来の安値となる3.50 香港ドルとなった。この日はそこから48%上昇の5.19香港ドルで 終了した。中国の銀行株は不良債権への懸念から売り込まれていたが、 政府が国有銀行株の購入を始め10月に大幅上昇した。

ゴールドマンはICBCの株式公開前に同行への投資を開始。今 回の売却は3回目となる。昨年9月には30億4000万株を1株当た り5.74香港ドルで売却し、約22億5000万ドルを調達した。09 年6月には約20億ドル相当を売却した。

ブルームバーグのデータによれば、今回の売却後の保有株数は 85億株となる。

ICBCの楊凱生頭取は同行株を売却するゴールドマンの決定を 尊重するとした上で、売却はICBC株への評価を反映したものでは なくゴールドマンが実施している社内的調整のための資金を得ること が目的だと述べた。北京で9日、記者団に語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE