EU金融取引税構想で大きな隔たり-ドイツはユーロ圏先行導入を主張

欧州連合(EU)がブリュッセ ルで8日開いた財務相理事会で、銀行など金融機関への新たな課税提 案をめぐり加盟国間の大きな意見の隔たりが浮き彫りとなった。

ドイツとオーストリア、ベルギーは、英国などユーロ圏以外のE U加盟国の反対があっても、ユーロ圏が独自に金融取引税を導入する 計画を進める必要があると主張。一方で、ユーロ圏内のイタリアとル クセンブルク、アイルランドは、圏外の参加がなければ同税には反対 するとの考えを示した。

EUの欧州委員会は、EU全域にわたる金融取引税を提案。年 570億ユーロ(約6兆1100億円)を集めるという。この日の理事会 は、9月の提案発表後、この構想をめぐる初の議論の場となった。

アイルランドのヌーナン財務相は、金融取引税については何も決 まらなかったとし、来年前半に再びこの問題について話し合うと述べ た。ショイブレ独財務相は、同税は一部の加盟国が最初に動いて初め て実現するだろうとの認識を示し、「EU全域ではなくユーロ圏だけ でいずれ実施しなくてはならないかもしれない」と語った。

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