アルミニウム価格が下落-製錬業者の25%が不採算に陥る可能性も

アルミニウム価格が世界的リセッ ション(景気後退)以降で最大の下落を示したことは、世界の製錬業者 の少なくとも25%が不採算に陥る可能性があることを意味する。

ロンドン金属取引所(LME)のアルミ価格が5月1日以降23% 下落し1トン当たり2135.50ドルとなる一方、エネルギー価格は過去 1カ月間で16%高騰している。ブルームバーグ・インダストリーズの 推計によると、価格が2350ドルを下回ると生産の25%、2000ドルを 下回ると50%が赤字に陥る見込み。

ブルームバーグの調査で過去2年間に最も的確な相場予想を示した ウニクレディトのアナリスト、ヨーヘン・ヒッツフェルト氏(ミュンヘ ン在勤)は、2012年1-3月(第1四半期)までに生産能力のうち約 10%の稼働が停止される可能性があるとの見方を示す。

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ (RBS)の商品調査担当責任者、ニック・ムーア氏は「業界の20% 以上が損失を出している現状では、減産が必要になる可能性が高いよう だ」と指摘。「減産が実施されれば価格は上昇するだろう」と述べた。

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