10月の銀行貸出は23カ月ぶり増加、震災復興や電力会社が底上げ

日本銀行が9日発表した貸出・資金 吸収動向等によると、10月の銀行貸出平均残高は前年同月比0.1%増の 394兆5709億円と23カ月ぶりの増加に転じた。震災復興資金や電力会 社向けの融資が底上げした。銀行・信金合計の同残高は微増の456兆9766 億円だった。

金融機構局の廣島鉄也金融モニタリング課長は、「被災地の運転資 金ニーズは底堅く、積極的にグローバル展開する企業や電力会社向けの 融資が、押し上げ方向の力を加えた」と述べた。ただ、目立った新規の 設備投資はまだなく、本格的な資金需要の回復には時間がかかるとの見 方を示した。

銀行の実質預金+CD(譲渡性預金)は、同2.5%増の556兆8557 億円と、2007年5月から連続で増加した。実質預金+CDから貸出平残 を差し引いた「預貸ギャップ」は162兆2848億円と6月に記録した過 去最高の166兆円台から改善傾向にある。

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