イタリア:入札で需要確保に苦戦も-10日に50億ユーロ発行目指す

イタリア政府は10日の入札で 50億ユーロ(約5300億円)相当の証券発行を目指す。ベルルスコ ーニ首相の辞意表明、決済機関LCHクリアネットによる担保引き上 げ要求や、流通市場での利回り急上昇の中で、投資家からの需要確保 に苦戦する可能性がある。

イタリアはローマ時間10日午前11時に1年物証券の入札を実 施する。さらに、14日には5年物国債の入札も予定されている。10 年物国債の利回りは9日の市場で一時57ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の7.33%に達した。ギリシャやポルトガル、 アイルランドは国債利回りが7%を超えた時点で救済要請を余儀なく された。10月11日の入札で1年物の落札利回りは3.57%だった。

INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、 アレッサンドロ・ジアンサンティ氏は、「利回り水準が現在のような 状態では、イタリアは市場で買い手を見つけるのが難しいかもしれな い」と述べた。イタリアは来年2月までは短期証券の償還しかないと 指摘、「今後3カ月は中長期国債の発行が減ると予想される」と語っ た。

LCHはイタリア債を取引する顧客に担保として求める預金比率 を引き上げた。モニュメント・セキュリティーズのチーフエコノミス ト、スティーブン・ルイス氏はこの証拠金率引き上げの決定について、 「明らかに動揺を呼ぶ。これまでのユーロ圏救済候補国が通った道に も同じ道標があった」と述べた。

イタリア政府はこの日電子メールで、10日の1年物証券入札は 予定通り行うと表明した。

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