ユーロ一段安へ、債務危機がイタリアのみ込む公算-RBSシンチェ氏

ユーロ圏の債務危機悪化への懸念 が強まる中でユーロは対ドルで一段と下落する公算が大きいと、ロイ ヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のロバー ト・シンチェ氏は予想した。

ユーロは8月末以降に4%下落。投資家の関心はイタリアに向か っており、同国が十分な財政緊縮策を実行してギリシャのような債券 利回りの高騰を回避できるのか注目されている。先物トレーダーらは 先月、ユーロ安を見込んだユーロのショート・ポジションを積み上げ た。

RBSセキュリティーズで通貨戦略グローバル責任者を務めるシ ンチェ氏はブルームバーグラジオのインタビューで、「悲観論が根強 い。市場はこれが最終的に一段のユーロ安につながると確信している」 と指摘。「本格的な救済が必要となってタリアが追い込まれた場合、 その財源はない」と付け加えた。

ユーロはニューヨーク時間午前10時57分(日本時間9日午前 零時57分)時点で、0.2%高の1ユーロ=1.3798ドル。一時は

0.5%高まで上昇した。米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明 細によると、ヘッジファンドなど大口投機家によるユーロのショー ト・ポジションは1日時点で6万60枚。10月4日には約1年ぶりの 高水準の8万2697枚を付けていた。

イタリアの10年物国債利回りは6.74%と、ユーロ導入後で最高 水準に達した。米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は

4.59ポイントに拡大し、ユーロ圏ではギリシャとポルトガル、アイ ルランドに次いで4番目の高水準。

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