NY金:上昇、一時1800ドル台回復-欧州債務危機で逃避需要

ニューヨーク金先物相場は上昇。 一時ほぼ7週間ぶりにオンス当たり1800ドル台を回復した。欧州 の首脳には域内債務危機を抑制する能力がないとの懸念が強まった ことで、逃避先としての金の買いが膨らんだ。

イタリアのベルルスコーニ首相はこの日、2010年度会計報告に関 する下院での形式的な採決で、絶対過半数を確保できなかった。これ により、首相に退陣を迫る圧力が高まるのは必至となった。米連邦準 備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は失業率の低下に向け一段 の金融緩和が必要になる可能性があると示唆している一方、欧州中央 銀行(ECB)は先週、利下げを実施した。金は9月末以降11%余り 値上がりしている。

ストリートトーク・アドバイザーズのランス・ロバーツ最高経営 責任者(CEO)は電話インタビューで、「欧州の混乱で、不安感に 基づく取引から金に資金が戻ってきた」と指摘。「中央銀行による新 たな一連の政策緩和も金の支えになっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比0.5%高の1オンス=1799.20ドルで終了した。 一時は1804.40ドルと、9月21日以来の高値を付けた。引け後の 時間外取引では1785.70ドルに値下がり。

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