英国債:ほぼ変わらず、10年債利回り2.27%-株高で安全需要が後退

8日の英国債相場はほぼ変わら ず。前日までは2日続伸していたが、株高を背景に安全投資先として の英国債の魅力が後退した。

イタリアのベルルスコーニ首相がこの日の予算関連法案の議会採 決で絶対過半数を得なかったことから、退陣を迫る圧力が高まるとみ られている。これを受けて、英国債は下げ幅を縮小した。英国株の指 標であるFTSE100指数は一時1.9%上昇し、先月27日以降で最 大の上げとなった。この日発表された統計で9月の英製造業生産がエ コノミスト予想を上回る伸びとなったことがきっかけだった。

ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツ(ロンドン)の金利 ストラテジスト、バトサラ・ダッタ氏はイタリア議会の採決前の段階 で、「ベルルスコーニ首相が近く辞任するとの観測が一部であり、こ れがリスク意欲を高め、安全投資先としての英国債の需要を損なうか もしれない」と述べていた。

ロンドン時間午後5時11分現在、10年債利回りは2.27%で、 前日からほぼ変わらず。2.33%まで上げる場面もあった。同国債 (表面利率3.75%、2021年9月償還)価格は0.035下げ

112.995。2年債利回りは0.55%まで上昇した後、前日比ほぼ変わ らずの0.52%となった。

英政府統計局(ONS)が8日発表した9月の製造業生産指数は 前月比0.2%上昇。8月は0.3%低下だった。ブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト30人の予想中央値で0.1%上昇が見 込まれていた。

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