UBSとクレディ・スイス、投資銀行事業で合弁が有利-JPモルガン

スイスの2大銀行、UBSとク レディ・スイス・グループは、投資銀行部門を統合し合弁事業とする ことがプラスになるだろうと、JPモルガン・チェースのアナリスト らが指摘した。

キアン・アボホセイン氏ら同社のアナリストは8日のリポートで、 合弁は「『バーゼル3後』の市場環境の中で両行にとってプラスにな るだろう。両行とも自由に活用できる資本が増えるほか、債券を中心 に一部の重要商品の分野で相乗効果もあるだろう」と書いている。

クレディ・スイスは先週、投資銀行事業を再編する計画を明らか にした。新しい銀行規則であるバーゼル3の下で最も資本を要する債 券事業を縮小する。UBSは17日に新戦略を発表する予定だが、こ こにも投資銀行事業の縮小が盛り込まれる見込み。

JPモルガンのアナリストらは、クレディ・スイスとUBSは債 券事業について「全く同じ問題を抱えている」とし、「クレディ・ス イス単独で債券事業で妥当なリターンを生み出せるとは考えにくい。 UBSが戦略説明会で再編計画について投資家を納得させられなけれ ば、投資銀行合弁シナリオの可能性は高まると思われる」と解説した。

アナリストらは投資銀事業が弱いUBSが合弁開始時にクレデ ィ・スイスに31億スイス・フラン(約2700億円)を支払うことが 可能だとし、合弁によりクレディ・スイスは46億フラン、UBSは 98億フランの資本が自由になると試算した。

また、合弁事業は2013年の収入見込みに基づくと世界のトップ 5投資銀行に入るとの見方も示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE