クレディS、顧客の口座情報開示へ-米IRS要請でスイス政府が命令

スイス政府は、同国2位の銀行 クレディ・スイス・グループに対し、顧客の口座情報を提出するよう 命じた。米内国歳入庁(IRS)の要請を受けたもの。

クレディ・スイスは8日の電子メールで、米国とスイスが1996 年に結んだ二重課税防止条約に関してIRSが「最近、スイス連邦税 務局(SFTA)に事務的協力の要請を提出した」と発表。要請され たのは、「スイス国内を本拠地とし、特定の米国人受益者に帰属する 会社」の口座情報だという。

クレディ・スイスは今年7月、米顧客向けに過去に手掛けた国際 プライベートバンキング事業が米司法省の刑事捜査対象となっている ことを明らかにした。少なくとも11金融機関に及ぶ犯罪捜査が進め られる中、米国とスイスの当局者は民事裁判での和解に近づいている。 和解が成立すれば、スイスの銀行は何十億ドルもの支払いのほか、秘 密口座を保有する何千人という米国人リストを引き渡すことを命じら れる可能性が高い。事情に詳しい関係者が10月24日に明らかにし た。

フォントベル・ホールディングのアナリスト、テレサ・ニールセ ン氏(チューリヒ在勤)は8日の顧客向け文書で、「米国の租税問題 と情報提示は予想以上に速く進展している」と指摘した。

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