インド株(終了):総じて下落、中銀がインフレ懸念を表明

8日のインド株式市場では下落 銘柄数が上昇銘柄を上回った。イタリアでの議会採決を控え欧州債 務危機懸念を背景にアジア株が下落した流れを引き継いだ。インド 準備銀行(RBI、中央銀行)がインフレへの懸念を表明したこと も響いた。

不動産開発でインド最大手のDLFは3営業日ぶりに下落。時 価総額でインド最大の製薬会社、サン・ファーマシューティカル・ インダストリーズは6週間ぶり大幅安。一方、四半期決算を9日発 表するインドステイト銀行は上昇した。

モティラル・オスワル・ファイナンシャル・サービシズ(ムン バイ)の共同マネジングディレクター、ラムデオ・アグラワル氏は ブルームバーグUTVとのインタビューで、「相場はかなり長い間、 一定レンジにとどまっている。企業業績をめぐる環境や高インフレ 下の金利環境は引き続き極めて厳しい」と述べた。インド中銀のゴ カーン副総裁はこの日、インフレの勢いは依然として強いとの認識 を示した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は17569.53 で終了。方向感のない展開の末、前営業日比で0.1%未満の上げ にとどまった。同指数を構成する30銘柄中、16銘柄が下落、13 銘柄が上昇した。7日のインド株式市場は祝日のため休場だった。

イタリアのベルルスコーニ首相はこの日の議会での採決で過 半数を確保し、緊縮策の導入を目指す。イタリア10年債利回りは 急上昇し、ユーロ導入後の最高に達した。

DLF(DLFU IN)は2%安の242.75ルピー。サン・ファ ーマシューティカル(SUNP IN)は2.7%下げ499.40ルピーと、 9月22日以降で最大の値下がり。ステイト銀(SBIN IN)は1.6% 上昇し1997.30ルピーとなった。

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