欧州救済基金拡充、3層構造の基金創設も-エクイティや優先債で構成

【記者:James G. Neuger】

11月8日(ブルームバーグ):欧州の財務相らは、ユーロ圏高債務 国の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能 拡充について、法的作業などを今月中に完了し、来月実現させる方針 だ。EFSFが明らかにした。

EFSFの支援能力を現在の4400億ユーロ(約47兆円)から1 兆ユーロに増強するための2つの選択肢について、投資家や格付け会 社との協議が続けられている。

高債務国の国債発行の保証として「部分保証証券」を発行し、借 り入れコストを抑制する最初の選択肢は、保証証券を債券本体に付属 させるか、切り離して自由に取引できるようにするかまだ決まってい ない。

2つ目の選択肢は、政府系ファンド(SWF)や民間投資家、中 国やロシアなどの新興市場国から高債務国の国債への投資を呼び込む ことを想定し、「共同投資ファンド(CIF)」と呼ばれる特別目的投 資事業体(SPIV)を1つ以上設立する。

CIFは「最初の損失についてEFSFが保証する部分」と「自 由に取引可能なエクイティ部分のトランシェ」、場合によっては「自由 に取引できる優先債部分のトランシェ」を含む2層ないし3層の資本 で構成される可能性がある。

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