シュワルツェネッガー氏の故郷に博物館-ダンベルや撮影小道具を展示

ここは、築200年の森林労働者の 質素な家。階段の下にある入口の敷石には「I’ll be back(私は戻っ て来る)」の文字が刻まれている。米カリフォルニア州前知事で俳優の アーノルド・シュワルツェネッガー氏が生まれ育った家だ。

シュワルツェネッガー氏は、このオーストリアの小さな村、タルに 長くは滞在しないが頻繁に帰って来ているようだ。同氏の私生活につい ては、ここ数カ月、メディアで刺激的な見出しが並んでいるから格好の 避難場所になっているのかもしれない。同氏は10月にも訪れ、新たな 博物館「アルニーズ・ライフ」の開館を祝った。

シュワルツェネッガー氏の生家にあるこの博物館には、鉄製のベッ ドや初めて使った自家製のダンベル、ボディービルダーとして鍛え上げ られた体を撮影した1960-70年代の写真数十枚のほか、82年の米映 画「コナン・ザ・グレート」で使用した剣や「ターミネーター1」の撮 影に使われたオートバイ「ハーレーダビッドソン」、カリフォルニア州 知事として利用していた巨大で磨き上げられた机のレプリカなどが展示 されている。

この博物館の管理人はペーター・ウルドル氏。タル村の学校で同級 生だったころからシュワルツェネッガー氏と連絡を取り合っているとい う。身長約188センチメートルの巨漢が、展示されている小さな学習机 に座れたころがあったのかと思うと驚きを隠せない。

ミスター・ユニバース

私はウルドル氏に、シュワルツェネッガー氏が良い生徒だったかど うか尋ねてみた。「彼も私も極めて平均的な子供だったと思う」と笑 う。

ウルドル氏によると、シュワルツェネッガー氏が他の同級生たちと 違っていたのは野心的だった点だ。

博物館を案内しながら「アーノルドはよく、いつかミスター・ユニ バースになりたいと言っていた。私たちはいつも夢があるんだねと彼に 話していた」と振り返る。

そして、シュワルツェネッガー氏は1967年、最年少でミスター・ ユニバースに輝いた。

シュワルツェネッガー氏(64)は博物館設立の監督係をウルドル氏 に任せた。ウルドル氏は20年間にわたってタル村の村長を務め、約 2300人の村民全員を知っている。博物館の株式の20%を保有している。 筆頭株主は、ウィーンを拠点とするヘッジファンドのスーパーファン ド・アセット・マネジメントの創業者、クリスチャン・バハ氏。

アルニーズ・ライフには7月の一般公開開始以降、約7700人が訪 れた。水曜日から日曜日の現地時間午前10時から午後5時まで開館し ている。

(ヒックリー氏はブルームバーグ・ニュースで芸術・娯楽関連の記 事を執筆しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

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