米国のトウモロコシ収穫高、干ばつで減少か-世界の食料供給に影響も

米国のトウモロコシ収穫高が3年 ぶりの低水準に落ち込むと予想されている。収穫高は7月時点まで過去 最高水準に達するとみられていたが、干ばつによる被害を受けたため 年間の価格は過去最高値に達し、世界の食料供給の拡大が抑制される可 能性がある。

ブルームバーグがアナリスト30人を対象に実施した調査の平均で は、米政府が9日に発表するトウモロコシの生産高見通しは3億1470 万トンと、4カ月前と比較して2740万トン引き下げられる見込み。引 き下げ幅は世界2位の輸出国であるアルゼンチンの生産量に相当する。 米農務省は既に世界のトウモロコシ在庫が3年連続で落ち込み、大豆在 庫は3年ぶりに減少するとの見通しを示している。一方、小麦在庫は 10年ぶりの高水準に増加するとみている。

約2000カ所の農家にアドバイスを提供するアグリテル(パリ)を 率いるミシェル・ポルティエ氏は「状況は改善しているが、依然として 逼迫(ひっぱく)している」と指摘。「天候にわずかな問題があれば価 格が高騰する可能性がある。現時点では全てうまくいっているが、世界 レベルで見れば、2012年には豊作となる必要があるのは明らかだ」と 述べた。

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