米住宅保有者:7-9月のネガティブ・エクイティ比率、上昇-ジロー

米国では住宅ローン残高が住宅の 現在価値を上回る「ネガティブ・エクイティ」の状態にある住宅保有 者の割合が7-9月(第3四半期)に上昇した。不動産情報サービス の米ジロー・ドット・コムが明らかにしたもので、銀行による住宅差 し押さえのペースが鈍化したことが影響していると説明している。

ジローの8日の発表によれば、ネガティブ・エクイティ状態にあ る米住宅保有者の割合は7-9月に28.6%と、4-6月(第2四半 期)の26.8%から上昇し、前年同期の23.2%も上回った。7-9月 の割合は、同社が調査を開始した2009年1-3月(第1四半期)以 降で最大。

同社のチーフエコノミスト、スタン・ハンフリーズ氏は銀行によ って差し押さえられる物件の数が減ったためだと指摘。銀行が不適切 な住宅差し押さえ慣行をめぐり州司法長官らと協議を進めていること に伴い、差し押さえのペースは鈍化しているという。

同氏は電子メールで、「依然としてネガティブ・エクイティの割合 は極めて高い」と指摘。「それが家計にとって非常に大きな重しとな っている。家計がネガティブ・エクイティの状態にあれば、一時的な 失業が住宅差し押さえにつながる確率はずっと高くなるからだ」と説 明した。

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