米MFグローバル、会社更生よりも清算の公算大-アナリストの見方

経営破綻した米金融会社MFグロー バル・ホールディングスの債権者が7日、代理人の弁護士を起用する ことなく債権者委員会を結成したのは、同社が清算される公算が非常 に大きいことの表れだと、キャンター・フィッツジェラルドのマネジ ングディレクター、ジョー・ファリシエリ氏が指摘した。

債権者委員会にはJPモルガン・チェースやウィルミントン・ト ラストなどが加わっている。経営破綻の規模としては米国史上8番目 となるMFグローバルからの債権回収を目指す。

MFグローバルは10月31日に連邦破産法11条に基づく会社更生 手続きの適用を申請した。負債は397億ドル(約3兆円)、資産は410 億ドル。約2600万ドルの現金を保有していると説明している。同社破 綻について調査する当局の事情に詳しい関係者1人によれば、MFの 顧客資金約5億9300万ドルの行方が分かっていない。

ファリシエリ氏は電話取材に対し「このようなケースでの弁護士 や専門家への支払い報酬は、MFグローバルが保有する2600万ドルを はるかに超えるだろう。その支払いのための資金をどこで確保するか を考え出すまでは専門家の採用が遅れても驚きではない」と指摘した。

同氏はさらに、MFグローバルがアジア資産の一部の売却を発表 するなら、その資金は親会社に戻り、会社更生の可能性が高まると付 け加えた。同氏とキャンター・フィッツジェラルドはMFグローバル 債のポジションを持っていないが、同社の証券のマーケットメーク(値 付け業務)を手掛けている。

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