9月のドイツ鉱工業生産、前月比2.7%低下-予想以上の大幅悪化

ドイツでは9月の鉱工業生産が 前月比で減少し、低下幅はエコノミスト予想の3倍となった。欧州 債務危機で信頼感と景気が損なわれ、欧州一の経済大国である同国 がリセッション(景気後退)に陥るリスクが高まったことが示され た。

独経済技術省が7日発表した9月の鉱工業生産指数は前月比

2.7%低下し、2009年1月以降で最大の落ち込みとなった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト37人の予想中央値 は0.9%低下だった。前年同月比(営業日数調整後)では5.4%上 昇した。

8月は前月比0.4%低下(改定前=1%低下)、前年同月比

8.4%上昇(同7.7%上昇)に修正された。

ABNアムロのシニアエコノミスト、アリン・スハウリング氏 (アムステルダム在勤)は「債務危機をめぐる不透明感がさらに長 引くと、世界的な景気減速のリスクが高まる」と述べた。ただ、ド イツは自国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を背景に 「リセッション入りをわずかにかわす」ことができるだろうとも語 った。

9月の生産は消費財が前月比1.1%増えた。一方、投資財は

4.7%落ち込み、建設は0.8%減少した。

独経済技術省は発表資料で「製造業受注に注目すると、向こう 数カ月間に生産は抑えられる可能性がある」と分析した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE