欧州債:イタリア債下落、利回り過去最高-債務問題と景気減速を懸念

7日の欧州債市場ではイタリア 10年債利回りがユーロ導入後の最高となった。ユーロ圏経済が停滞 する中で、域内3番目の経済大国であるイタリアが巨額債務の抑制で 苦戦するとの懸念が高まったことが背景にある。

ドイツ2年債利回りは過去最低まで7ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)未満となった。救済基金を協議するため、欧州の 財務相会合が開かれる。ギリシャでは国際支援受け入れに向け大連立 政権樹立に関する合意が結ばれた。

イタリア10年債のドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅(ス プレッド)はユーロ導入以後の最大から縮小した。イタリア紙フォリ アが、ベルルスコーニ首相が「数時間以内」に辞任する可能性がある と報じたことが手掛かり。この観測はその後、否定された。

ラボバンク・インターナショナルの債券ストラテジスト、リン・ グレアムテーラー氏(ロンドン在勤)は「結局のところ、イタリアは 国債市場の規模を考えると、ユーロ圏の将来にとってギリシャよりも はるかに大きな問題だ」と指摘。イタリア「国債利回りは極めて高い。 この水準で永久には生き延びられない」と話した。

ロンドン時間午後4時26分現在、イタリア10年債利回りは前 週末比30bp上昇の6.67%。独10年債とのスプレッドは一時、 491bpに達した。同国債(表面利率4.75%、2021年9月償還) 価格は1.92下げ87.045。

イタリア2年債利回りは55bp上昇し6.01%。10年債との 利回り格差は58bpに縮小し、2008年9月以来の最小となった。

ドイツ2年債利回りは0.39%で、前週末からほぼ変わらず。9 月23日には0.32%まで下げ、過去最高を記録した。独10年債利 回りは2bp上昇の1.80%。

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