【今日のチャート】金相場:ユーロ下落で最高値更新か-ガートマン氏

ユーロ建て金相場が過去最高値に 達するとの見通しを、米エコノミストのデニス・ガートマン氏が示し た。欧州のソブリン債危機の影響でユーロの魅力が低下し、代替資産と しての金の需要が拡大するためとしている。

今日のチャートは、金相場が過去1週間、ユーロと逆相関関係にあ ったことを示す。金相場が3.8%上昇する一方、ユーロは2.6%下落し た。月間ベースのユーロ相場は過去4カ月で3回下落している。ガート マン氏は、ユーロが3日時点の1ユーロ=約1.38ドルから下落し、1 ユーロ=1.30ドルを割り込むと予想している。

ガートマン氏はバージニア州サフォークからの電話インタビューで 「金相場のけん引役になっているのは欧州の問題だ」と指摘。「ユーロ に何が起こるか誰も分からないため、欧州の中央銀行や個人はユーロの 持ち高を減らし、金を購入することを望むだろう」との見方を示す。

欧州の景気減速が深刻化し、救済策に関する議論の中でギリシャが 欧州連合(EU)を脱退するとの懸念が高まる中、欧州中央銀行(EC B)は3日、予想外の利下げに踏み切った。投資家が株式や一部通貨へ の投資を控えているため、ユーロ建て金相場は過去1年間に34%上昇 している。投資家が他の市場での損失を埋め合わせるため金を売却した ことから、金相場は9月に月間ベースで4.5%下落。10月は2%上昇 した。

ガートマン氏は「金は通貨だ」と述べた。ユーロ建て金相場は9月 12日に過去最高値の1オンス当たり1374.76ユーロを付けた。ニュー ヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物は同月6日に 最高値の1923.70ドルに達した。

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