タイの洪水、ホンダの別の工場に迫る-バンコク東部の工業団地

洪水被害が続くタイでは7日、バ ンコク近郊にあるバンコク(スワンナプーム)国際空港近くの2つの工 業団地への浸水を防げるかどうかが試されることになりそうだ。

バンコク当局のジェート・ソピットポンストーン報道官によれば、 バンコク北部から大量の水が東部にあるラットクラバン、バンチャン両 工業団地に押し寄せる見込み。ホンダが操業する工場もあるという。ホ ンダは先週、今期(2012年3月期)業績予想に関してタイの別の工場 が洪水被害を受けたことで未定とした。

洪水で数百の工場が冠水したタイでは、中央銀行が2011年の経済 成長見通しを引き下げたほか、世界的なサプライチェーン(供給網)の 中断につながっている。洪水被害が再び拡大すれば、その影響は一段と 深刻なものになる。

大量の水は週末、バンコク中心のビジネス街に迫り、高架鉄道の 一番北の駅に達した。インラック首相は6日にバンコク郊外の浸水した 地区を訪れ、「大量の水が海に流れ出るまで2、3週間はかかるかもし れない。国民には耐えてほしい」と述べた。

タイ工業団地・戦略パートナー協会によれば、すでに7つの工業 団地の891工場が浸水。これらの工場では約46万人が働いている。ラ ットクラバン工業団地はスワンナプーム空港の北10キロの地点にあり、 231工場が入り、4万8000人が働いている。いすゞ自動車や消費財の 英・オランダ系ユニリーバなどの工場がある。

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