ギリシャのパパンドレウ首相は辞任へ、連立政権樹立で合意

ギリシャのパパンドレウ首相は6 日、連立政権樹立に道を開くため、辞任することに同意した。次期政 権は同国のデフォルト(債務不履行)回避に向けて国際的な支援確保 を図る。

大統領府の声明によると、パパンドレウ首相は最大野党・新民主 主義党(ND)のサマラス党首と会談し、連立政権を発足させること で合意、次期政権は「10月26日の欧州首脳会議の決定が履行された 後、直ちに総選挙を実施する」ことを目指す。同声明によると、パパ ンドレウ首相は次期政権を率いない旨を表明している。

パパンドレウ首相とサマラス党首は7日に再び会談をし、次期首 相を決めるほか、別の会合で今後の政治日程と次期政権の職務を議論 する。パプリアス大統領は7日に全政党指導者による会合を招集する。 ギリシャ財務省の6日の声明では、総選挙の日程は来年2月19日が最 有力視されている。

切迫するギリシャの財政状況を踏まえ、国際支援の確保を目指し てきたパパンドレウ首相は、週明け7日の市場取引開始前に最大野党 との合意を取り付けようと48時間にわたって取り組んでいた。NDの サマラス党首はこれまで、早期総選挙を要求し、パパンドレウ首相率 いる与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)との協力に反対だ ったが、首相が辞任することを条件に合意形成を支援する方向に転換 した。

ベニゼロス財務相は、ブリュッセルで7日に開かれるユーロ圏財 務相会合前に連立政権に関する合意が成立することを期待するとして いた。ギリシャ紙トビマが情報源を明かさずに報じたところによると、 パパデモス前欧州中央銀行(ECB)副総裁が連立政権の首相に就任 する見通し。

ユーロは先週2.5%下落したが、日本時間7日午前9時39分時点 ではほぼ変わらずの動き。

スタンダード・チャータード銀のエコノミスト、トマス・コスタ ーグ氏は、「パパンドレウ首相の決断により、焦点はベルルスコーニ首 相が政治的集中砲火を浴びているイタリアに恐らく移るだろう。さら に緊張状態が高まれば、イタリア首相はギリシャ首相と同様の道をた どることになろう」と予想した。

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