欧州株:続落、イタリア懸念-小売り株安い、ギリシャの銀行株に買い

7日の欧州株式相場は続落。ス トックス欧州600指数は週ベースで下落した先週の流れが続いた。 イタリアのベルルスコーニ首相は8日に予算関連の採決を控え政権の 求心力維持に苦戦しており、ギリシャでは挙国一致内閣の樹立に向け た作業が続いている。

欧州小売り最大手、フランスのカルフールが安い。この日発表さ れたユーロ圏の小売売上高指数が低下したほか、シティグループによ る投資判断引き下げが響いた。ドイツの同業最大手のメトロも下げた。 オランダの郵便サービス、ポストNLは7.4%の値下がり。減益決 算が嫌気された。一方でギリシャ・ナショナル銀行(NBG)やピレ ウス銀行などギリシャの銀行株の上げが目立った。

ストックス欧州600指数は前週末比0.6%安の238.44で終了。 日中は0.3%高から1.8%下落まで上下に振れた。欧州首脳は債務 危機を封じ込め、米国はリセッション(景気後退)の再来を回避する との見方から、9月22日に付けた年初来安値は11%上回っている。

ロイヤル・ロンドン・アセットマネジメントのロバート・タルバ ット最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンのイン タビューで、「次なる当局者の言葉に誰もが注目している」と述べ、 「この危機がどう展開するのかをめぐる不透明感は異常に高い」と語 った。

この日はベルルスコーニ伊首相の辞任説が流れたが、同首相はリ ベロ紙とのインタビューで、「全く事実無根だ」と述べている。

ストックス欧州600指数は先週、3.7%下落。ギリシャのパパ ンドレウ首相が同国向け救済策の是非を問う国民投票計画を突然呼び 掛けたため、無秩序なデフォルト(債務不履行)が引き起こされると の懸念が高まったためだ。計画をその後撤回した同首相は6日、挙国 一致内閣の樹立に向け辞任することで合意した。

7日の西欧市場では、18カ国中10カ国で主要株価指数が下落。 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した9月のユーロ 圏小売売上高指数は前月比0.7%低下。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト24人の予想中央値では前月比0.1%低下が 見込まれていた。

カルフールは2.6%安の19.16ユーロ、メトロは2.1%下げ

34.89ユーロでそれぞれ終了。ポストNLの終値は2.95ユーロ。 NBGは5.4%高の1.94ユーロ、ピレウス銀は4.6%上昇の0.25 ユーロとなった。

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