英BP、Cnooc合弁会社へのアルゼンチン資産売却計画が白紙に

英メジャー(国際石油資本)BP がアルゼンチンの石油会社パン・アメリカン・エナジーの持ち株を中 国海洋石油(Cnooc)の合弁会社に71億ドル(約5550億円)で 売却する計画が取りやめとなった。

BPは売却の手付金として受け取っていた35億ドルを14日まで に返却することを明らかにした。アルゼンチンの富豪ブルゲローニ家 とCnoocが出資するアルゼンチンの石油会社ブリダスは5日、パ ン・アメリカン・エナジーのBP持ち分を取得する合意は「法的な理 由」で白紙となったと発表していた。ブリダスはパン・アメリカン・ エナジーの株式40%を保有しており、残り60%を買い取る合意を昨年 発表。アルゼンチン独禁当局の承認待ちとなっていた。

ブリダスは電子メールで配布した発表資料で、「BPに株式取得の 中止決定を伝えた」と説明。「契約と署名の段階でのBPの行動に関連 した法的問題が理由だ」とした。

10月23日のアルゼンチン大統領選挙で再選を果たしたフェルナ ンデス大統領は10日前、加速しつつある国外への資本流出を抑制する ため、今後の輸出収入を本国へ送還するようエネルギー・鉱業企業に 命じた。この動きは大統領が「民間セクターへの介入と圧力を強める」 公算が大きいことを示唆していると、ユーラシア・グループの中南米 担当アナリスト、ダニエル・ケルナー氏は分析する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE