欧州株(4日):反落-IMF強化でG20合意なし、リセッション懸念

4日の欧州株式相場は反落。ス トックス欧州600指数は週ベースで6週ぶり下落となった。20カ 国・地域(G20)首脳会議が国際通貨基金(IMF)の資金基盤強 化で合意できなかったことが材料視されたほか、予想外に低下したド イツの製造業受注指数が欧州リセッション(景気後退)入りの懸念を あおった。

フランスの通信機器メーカー、アルカテル・ルーセントは約2年 ぶりの安値。通期の利益率見通し引き下げが嫌気された。ドイツのコ メルツ銀行は6.3%安。同行がこの日発表した7-9月(第3四半 期)決算は、保有するギリシャ国債での評価損が響いて赤字となった。

ストックス欧州600指数は前日比1%安い239.76で終了。今 週全体では3.7%下げ、9月23日以来で初の週間下落となった。ギ リシャのパパンドレウ首相が同国向け救済策の是非を問う国民投票計 画を週初に突然呼び掛けたため、無秩序なデフォルト(債務不履行) が引き起こされるとの懸念が高まったためだ。計画は撤回されたが議 会では4日夜に政権の信任投票が行われる。

クーツ(チューリヒ)の投資戦略責任者ジャンモーリス・ラデュ レ氏は「ギリシャの最新情勢と今回のG20サミットの結果を投資家 はこの週末に消化しなければならないだろう」と述べ、「そのため、 様子見モードが続く公算が大きい」と説明した。

ドイツのメルケル首相はG20サミットがフランスのカンヌでこ の日閉幕した際、世界各国は1週間前にまとまった救済パッケージの 詳細をまず待ってから、欧州救済基金への拠出につながり得るIMF への新たな資金拠出を約束する姿勢だと説明。フランスのサルコジ大 統領は、合意には来年2月までかかる可能性があるとの認識を示した。

一方、独経済技術省が発表した9月の製造業新規受注指数(季節 調整済み)は前月比4.3%低下し、3カ月連続のマイナスとなった。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト34人の調査中央 値では0.1%上昇が見込まれていた。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下 落。アルカテル・ルーセントは17%安の1.67ユーロと、2009年 7月以来の安値で終了。コメルツ銀の終値は1.64ユーロ。

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