イタリア悲劇防げるか-IMF監視もベルルスコーニ政権足並み揃わず

イタリアのベルルスコーニ首相 が進める債務削減策は、国際的な監視下に置かれることになった。し かし同国では連立与党内で足並みが揃わず、危機対策が妨げられる恐 れがある。

イタリア政府は国際通貨基金(IMF)に対し、同国の緊縮策 実施の監視を要請した。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員 会のバローゾ委員長が4日、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミ ット)が開かれたカンヌで記者団に明らかにした。また、欧州委の専 門家が来週イタリア入りして監視を始める予定だとも付け加え、IM Fの評価は四半期ごとに実施されると説明した。

ベルルスコーニ政権は債務危機からイタリアを守ろうと努力を 重ねているが、3日には与党から少なくとも2人が造反して野党側に つくなど、向かい風に見舞われている。4日付の同国紙コリエレ・デ ラ・セラによれば、最大8人の連立与党議員が政権交代を訴えており、 議会で過半数議席を失う可能性がある。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・ オストワルド氏(ロンドン在勤)は「ギリシャ悲劇がイタリアの悲劇 に転じてユーロ圏に一段と深刻かつ多大な影響をもたらさないように するには、ベルルスコーニ首相が即刻辞任する必要がある」と述べ、 同首相は「イタリアを経済地獄へ突き落とした張本人として歴史に残 る」可能性があるとも語った。

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