ECB:市中銀行の翌日物預金、昨年6月来高水準-先行き不透明感で

欧州中央銀行(ECB)は4 日、ユーロ圏の市中銀行のECBへの翌日物預金が3日に1年4カ 月余りの最高となったと発表した。

ECBのデータによると、3日の翌日物預金高は2750億ユー ロ(約30兆円)と、前日の2530億ユーロから増加し、2010年 6月30日以来の最大を記録した。

ECBの限界貸出ファシリティーを利用した市中銀行の3日の 借入額は13億ユーロ。前日は12億ユーロだった。上限政策金利の 限界貸出金利は2.25%。

ソブリン債危機の深刻化で銀行間の不信が高まる中、市中銀行 は余剰資金を他行に貸し出すよりも留保している。ECBは3日の 定例政策委員会で信頼回復と景気てこ入れを目指し、主要政策金利 を大方の予想に反して0.25ポイント引き下げ1.25%にした。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーラン ド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「銀行は銀行間市場で融資した がらない。ギリシャ救済をめぐる不透明感が高く、透明性が欠けて いる」と述べた上で、銀行が一定の準備高の維持を求められる期間 の最終日に当たったことも預金増加の要因だった可能性があると説 明した。

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