ニコン:今期の純利益予想、550億円に減額-タイ洪水被害と円高で

ニコンは4日、今期(2012年3月 期)連結純利益予想を550億円に減額した。従来予想は600億円。タイ の洪水で生産拠点が打撃を受けている点や円高の影響を織り込み、営業 利益や売上高の予想も下方修正した。

修正後の純利益予想はブルームバーグ・データによるアナリスト 17 人の事前予想平均564億円を下回っている。営業利益予想も従来比 190億円減額の670億円、売上高予想も同650億円減らし9250億円。

同社では一眼レフと交換レンズの製造最大拠点であるタイの工場が 現地での洪水のため10月6日から操業を停止していた。4日の発表で は洪水による今期へのマイナス影響を、現時点で予測可能な額として、 売り上げベースで650億円、営業損益では250億円としている。

洪水発生に伴い、一眼レフを主体とするレンズ交換式カメラの販売 予想を従来比70万台減らして470万台、レンズについては90万本減ら して670万本とした。一方でコンパクトデジタルカメラについては50 万台増やし、1600万台とした。

今後については、12月からタイなどの工場で代替生産を順次開始 し、来年3月末には一眼レフと交換レンズの生産量を通常に戻す計画。

また、円高進行に伴い、通期の想定レートを1ドル=77円、1ユ ーロ=109円に変更した。いずれも3円ずつ、円高方向に修正した。ニ コンは10月27日に4-9月期速報値を発表。その際、通期については タイの洪水の影響を精査した上で予想を示すとしていた。

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