ドイツ銀やBNPも2.5%適用か-大き過ぎてつぶせない銀行4日公表

2008年の信用危機の際、公的資 金による銀行救済を余儀なくされたことを教訓として、金融システム の強化を目指す国際金融監督当局は4日、資本バッファーの上積みを 求める重要な金融機関名を公表する。

バーゼル銀行監督委員会は、仏カンヌで開催中の20カ国・地域 (G20)首脳会議に続いて、国際金融システム全体にとって重要な 金融機関(G-SIFIs)のリストを明らかにする。対象となる銀 行は、バーゼル銀行監督委が昨年合意した新たな銀行資本規制「バー ゼル3」の基準を1-2.5%上回る自己資本の上積みが求められる。

バーゼル委は対象となる金融機関の数について、29行前後との 見積もりを示しているが、銀行名は特定していない。モルガン・スタ ンレーの6月のリポートによれば、英HSBCホールディングスと米 シティグループ、ドイツ銀行、仏BNPパリバのほか、米銀バンク・ オブ・アメリカ(BOA)とJPモルガン・チェース、英銀バークレ イズとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) も2.5%の上限が適用される可能性がある。

バーゼル委は9月時点で、上積み基準の計算方法を修正したが、 モルガン・スタンレーのリポートを執筆したアナリスト、ヒュー・フ ァンステーニス氏は電子メールで、「ドイツ銀やバークレイズ、BN Pなど欧州の大手金融機関は、大手米銀とともに最も基準が厳しいG -SIFIsの分類に残る公算が大きい。ただ計算手法の微調整に伴 い、欧州の銀行の幾つかは1段階下の分類に落ちることはあり得る」 と回答した。

ウィーンの法律事務所ウォルフ・タイスで金融規制を担当するパ ートナー、マルクス・ハイディンガー氏は「リストに意外性はあまり なく、ベーシックな内容になるだろう」と予想。個別行に適用される 上積み幅の正確な数字の公表は、「各国の監督当局に委ねられる可能 性が高い」との見方を示している。

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